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1981年の創刊以来,Newtonは大勢の読者の皆様に支えられ,今年,創刊45周年を迎えることができました。次号の特集では創刊45周年を記念して,日本物理学会監修のもと,物理学の歴史と未来を全70ページにわたってドラマチックに解説します。 私がはるか彼方まで見通せたのだとしたら,それは巨人の肩の上に立っていたからだ。 この言葉は,物理学者アイザック・ニュートン(1642~1727)の言葉です。この言葉は,先人たちが残した学問の成果の積み重ねが土台になって,新たな発見が生まれることを意味します。 ガリレオやニュートン,アインシュタインなど,天才と称される有名な科学者は多くいます。しかし,その偉大な業績は,決して彼ら一人が生みだしたものではありません。 先人の築いた業績の上に立ち,新たな知を少しずつ積み重ねる─そのようにして科学は発展してきて今に至ります。 科学の歴史は,人類がつむいだ一つのドラマのようなものなのです。そして,現代を生きる私たちもその物語と無縁ではありません。自動車,テレビ,スマートフォンなど,現代のテクノロジーの根底にあるのは科学の発展です。私たちも日々 “巨人の肩”に乗って生活しているといえるでしょう。 科学雑誌Newtonの創刊編集長である竹内均(1920~2004)も,科学の物語を紡いだ一人です。竹内は,「ダイナモ理論」などで知られる世界的な地球物理学者で,科学啓蒙家としても活躍しました。東京大学退官後の竹内が1981年に創刊したのが『Newton』です。 『Newton』創刊当時の資料には次のように書いてあります。 Newtonという名は,もちろんあの有名な科学者アイザック・ニュートンからきている。(中略) また,若い人に対しては新しい時代のニュートンになって欲しいと言う教育社※の願いも込められている。 ※編集部注:ニュートンプレス社の前身にあたる会社 こんな話がある。「自然と自然の法則は,夜の闇に隠されていた。そこで神は告げた。“ニュートンを連れてきなさい。真昼のように明るくなるからー”と」 現代のように情報が氾濫する時代にあっては,私たちはさまざまな科学の話題を耳にしたりしながらも,その中に含まれている真実をとかく見逃しがちである。だからこそ,いま新しいニュートン,すなわち新しい雑誌Newtonが必要とされているのである。 科学雑誌Newtonは創刊者の理念を受け継ぎ,創刊45周年を迎えることができました。 物理学の歴史は,無数の人々の積み重ねによって現在までつづいてきました。そして,そのバトンは未来の科学者へと受け渡され,今後もつづいていくことでしょう。次号の大特集では,その壮大なドラマの一部をお届けします。
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●リンゴと月には同じ力がはたらく─「天と地」を統一した若き日のニュートン ●近代科学の出発点となった「ニュートン力学」とは何か? ●すべてがニュートンの独創ではない!ニュートン力学が確立されるまでのドラマ
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●エルステッドの偶然の発見により「電磁気」の時代が幕を開けた ●ファラデーが10年間もの試行錯誤の末にたどりついた発電の原理 ●マクスウェルが暴いた意外すぎた光の正体─それは空間を伝わる「電気と磁気の波」! ●「何も役に立たない」とヘルツが語った実験がのちに無線通信の基礎になった
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●産業革命の時代に生まれたカルノーが「熱の物理」の扉を開いた ●醸造業で培った精密な測定技術で,「熱の正体」を暴いたジュール ●熱はあらゆるエネルギーの “終着点”─トムソンがたどりついた「宇宙の熱的死」とは? ●なぜ熱は不可逆なのか─ボルツマンがといたエントロピーの謎
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●熱力学に魅了されたプランクが“量子の扉” をはじめて開いた ●波である光は,粒子でもある─アインシュタインの柔軟な発想 ●親子2代で示したおどろきの事実─電子は粒子であり波でもある ●100年前にシュレーディンガーがたどりついた,ミクロの世界を支配する「波動力学」
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●電磁気学の矛盾から着想された,アインシュタインの相対性理論 ●質量はエネルギーである─アインシュタインが更新した世界観 ●時間・空間の概念と「万有引力」をも統一したアインシュタイン
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●第一線で活躍する研究者に物理学のこれからをインタビュー!
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