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東京大学宇宙線研究所の梶田隆章博士が,2015年度のノーベル物理学賞を受賞しました。受賞理由は「ニュートリノの質量の発見」です。本書では,梶田博士がノーベル賞を受賞した研究内容について,ご本人のインタビューとともにくわしく解説しています。また,素粒子の基礎やカミオカンデにはじまるニュートリノ研究の系譜についてもみていきます。
ニュートリノに質量があることが確かめられたことで,素粒子物理学の「標準理論」は書きかえを迫られることとなりました。今,ニュートリノ研究は新たな段階に入ってきています。本書では,ニュートリノ研究の最前線についても紹介しています。素粒子物理,そして宇宙の謎に迫るニュートリノの世界をぜひお楽しみください。
1 ノーベル賞に輝いたニュートリノ質量の発見 |
2015年ノーベル物理学賞 特別インタビュー 梶田隆章博士 |
2 素粒子の世界 |
電子の発見 原子核の発見 陽子と中性子の発見 クォークの発見 ニュートリノの発見 ニュートリノの性質 反粒子 "物質の素粒子"の仲間 力を素粒子レベルで考える 光子と電磁気力 グルーオンと強い力 ウィークボソンと弱い力 力の統一 ヒッグス粒子 ダークマター |
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4 ニュートリノ研究の最前線 |
カムランド CANDLES IceCube ハイパーカミオカンデ |