|
||||
![]() |
||||
Amazonでのご購入はこちら ![]() |
||||
|
||||
|
20世紀初頭に登場した「相対性理論」と「量子論」は,自然界を実にうまく説明することができます。しかし,どちらか一方だけでは,自然界のすべてを説明することができません。そこで,この二つの理論を統合したような“究極の理論”が求められています。現在,その最有力候補といわれているのが「超ひも理論(超弦理論)」です。
超ひも理論は,自然界を極限にまで細かく分割していくと,「ひも」にたどりつくと考えます。世界が「10(または11)次元」であることや,宇宙空間全体が「膜(ブレーン)」でできていることなどを予言します。
本書は,相対性理論・量子論・超ひも理論という,現在物理学における“3大理論”が一冊でわかる構成となっています。ぜひご一読ください。
1.相対性理論 |
特殊相対性理論 光速度不変の原理 同時性の不一致 時間の遅れ コラム 光速度不変の原理はどんな実験で確かめられているのか? 空間がちぢむ 質量の増大 質量=エネルギー コラム 相対論による空間のちぢみを体験している粒子がいる
一般相対性理論 重力への挑戦 等価原理 空間が曲がる 曲がった空間と光 重力とは何か 重力と時間の遅れ コラム 相対性理論から宇宙論へ コラム 相対論の正しさを示す新たな証拠 |
2.量子論 |
量子論の誕生 量子論の“守備範囲” 不連続な世界 量子仮説 光量子仮説 光の「波と粒子の二面性」 コラム 光を光子の集まりだと考えたアインシュタイン コラム シャボン玉が虹色に見えるのは,光が波の性質をもつため ボーアの原子モデル 電子の「波と粒子の二面性」 コラム 電子の波と粒子の二面性を決定づけた「二重スリット実験」
量子論の摩訶不思議さ 波の収縮 電子の波 シュレーディンガー方程式 不確定性原理 コラム 量子論の解釈をめぐる論争 コラム 量子論で「半死半生のネコ」が生まれる? |
量子論の応用 原子 分子と結合の力 マクロな物質 量子重力理論と量子コンピューター コラム 金属,絶縁体,半導体の性質を知るのに必須な物性物理学の「バンド理論」とは? 書きかえられる「不確定性原理」 |
3.超ひも理論 |
プロローグ “究極の数式” 物質の“最小部品”
ひもの正体 ひもの性質 ひもの振動 ひもの振動と質量
超ひも理論の世界 超ひも理論の歴史 高次元空間 超対称性 ブレーン
究極の理論をめざして 量子重力理論 宇宙のはじまり 超ひも理論の証明 広がる応用例 コラム 究極の理論がめざす「力の統一」
特別インタビュー 橋本幸士教授 ブライアン・グリーン教授 大栗博司博士
余剰次元の検証 「見えない次元」をさがしだせ! |